ここではpfsenseの初期設定をしていきます。
超ざっくりです。
pfsenseのインストールが完了しゲストOSを再起動すると起動完了後にpfsenseのメニュー画面が現れます。

ゲストOSを作成する際のネットワークアダプタの設定が正しければWAN(em0)のアドレスがDHCPで設定されているはずです。
※接続しているネットワーク環境にDHCPサーバがある場合に限ります。
※ない場合は静的アドレスを設定してください
DHCPサーバのある環境なのにIPアドレスがだたしく設定されていない場合はゲストOSのネットワークアダプタが正しく設定されていない可能性があるので再確認を。
続いてLAN側のネットワーク設定を行います
上記のコンソール画面で2) Set interface(s) IP address を選択します。
以下の赤枠部分がキーボードからの入力になります(対話式)
・最初の”2″
Available interfaces:の選択肢から選んでいます。LAN側の設定をしたいので2を選択
WAN側にも静的IPを振りたい場合は1を選択します
・2番目の “10.128.1.1”
LAN側のIPアドレスの設定です。任意の値で構いません
・3番目の “24”
サブネットマスク値の設定です。ローカルネットワークに接続する機器の台数によりますがまぁ、24でいいかと

続き
・最初の “y”
LAN側のDHCPサーバの設定を行いますかの回答としてのy(設定しますの意)
・2番目の “10.128.1.100” と3番目の “10.128.1.200”
DHCPサーバが割り当てるIPアドレスの開始アドレスと修了アドレス
お好みで。先に設定したLAN側IPアドレスとサブネットマスクの範囲内のアドレスを設定しないと怒られます。
・最後の “y”
WebConfiguratorの設定を元に(HTTPに)戻しますか?という質問だと思うんだけど、いまいち理解出来ないので取り合えずyで

これで、初期設定はいったん完了です。
LAN側にほかの機器を繋げれば動的にIPが割り当てられるようになります。
(といってもLAN側は物理NICじゃないのでゲストOSしか繋げれません)
続いて、pfsenseのWeb設定画面にアクセスします。
NATの設定などはWebから出ないとできないのです
pfsenseのIPアドレスにブラウザでアクセスすればよいのですが、WAN側からの外部アクセスは不可となっているためLAN側からアクセスすることになります。
LAN側からアクセスするためにESXiで稼働している別の仮想マシンをLAN側のネットワークに接続させます。
まずはESXiの管理画面から仮想マシンを右クリック→設定の編集から仮想マシンのプロパティ画面を開きます

ハードウェアタブの追加ボタンを押下してイーサネットアダプタを選択して次へ

ネットワークラベルを以前の記事で作成したlocal networkをセットし次へ

そのまま進めて仮想マシンのプロパティ画面を閉じます
ネットワークアダプタは仮想マシン起動中でも追加できるので、追加が完了したらゲストOS上で追加されていることを確認します。
今回はWindows10のマシンに追加しているのでコマンドプロンプトからipconfigコマンドで確認しました

無事Ethernet1が追加されています。
IPアドレスもDHCPサーバ設定通りとなっています。
仮想マシンのブラウザから10.128.1.1にアクセスするとpfsenseのログイン画面が出てきます
ユーザネーム admin
パスワード pfsense
でログインできます

ログインすると初期設定ウィザードが出てくるので設定していきます

全部で9ページほどあるので割愛しますがDNSとかタイムゾーンの設定を必要に応じで設定する以外は基本的にすべてNextで進めていって問題ないかと
全て設定が終わるとようやく管理画面のTOPページが現れます

これでESXiの内部ネットワークの構築が完了しました
内部ネットワークを構築することでWAN側のネットワークのIPを消費することなく仮想マシンをバンバン立ち上げることが可能になりました
WAN側のネットワークからLAN側の機器にアクセスしたい場合は上段メニューのFirewall→NATからポート転送の設定が可能なので適切に設定することで実現可能です。